口にいれた瞬間、甘い風味と共に口の中で溶けだす甘味成分。アイスクリームだ。どの世代にも好まれるお菓子である。
中でも抹茶アイスとイチゴが入ったモナカは最高ではないだろうか?抹茶アイスはスーパーカップがとくに美味しい。甘いのだが後味で苦みが襲ってくる。この苦みがたまらないのだ。
しかしダイエット中の人にとってはアイスクリームが悪魔に見えてしまうかもしれない。アイスが糖分のかたまりに見えてしまうためだ。糖分が多いと脂肪を身体の中に蓄えてしまう。その積もった脂肪を燃やすには何倍もの消費エネルギーが必要になる。
美味しいのに食べられない。
食べたいのに食べることができないストレスはダイエットが終わった後で暴飲暴食に走らせる恐れがある。その結果、リバウンドにつながりやすい。ダイエットでは可能な限りストレスを回避できる方法が成功につながりやすい。
では、いったいどうしたらよいのだろうか?
アイスを食べても太らない食べ方をしたらよいのだ。どのようにして食べると脂肪がつきにくい食べ方になるのだろうか?見ていこう。
アイスクリームは太る!痩せるために乳脂肪が多いアイスを選ぶ
スーパーやコンビニなどにいくと必ずアイスクリームは置いてある。3割引きの特売日と買い物が重なると、気づいたときにはカゴの中にアイスが入ってることもあるのではないだろうか?
よく考えてほしい。
気がついたらアイスがカゴに入っているのだ。ある意味「怖い」現象である。多くの人が意識をしてアイスクリームをカゴの中に入れているはずだ。そのアイスは何アイスだろうか?
アイスの種類はじつにさまざま。数えきれないほどの種類が存在する。スーパーなどで販売されていない地方限定などのアイスを合わせると、もはやワケワカメである。それほどアイスには種類があるのだ。
その種類には乳脂肪の量が多いものもあれば少ないものもある。
ここでアイス売り場を思い出してほしい。よだれが垂れてきた人もいるかもしれないのだが我慢しよう。その一角に「氷」のアイスがないだろうか?
氷のアイスは一般的に想像するアイスクリームよりも糖質が少ないイメージがある。氷の量が多いためカロリーも少ないと考える人も多いのではないだろうか?
たしかに氷量の多いアイスを選ぶのもありだ。しかし氷である。氷は味がしない。味がしないということはどういうことなのかわかるだろうか?感のよい人悪い人、そもそも何も考えていない人も頭のどこかでわかったはずだ。
氷に味をつけている。
つまり氷に味を付けるため砂糖が一般的なアイスよりも多く入っている可能性がある。これはダイエットの落とし穴にある。氷はカロリーがないため空腹を紛らわすにはよい材料になる。
しかし氷そのものに味付けがされているとなると話は別だ。わかりやすくいうとチョコ味の氷にしようと思い、ドロドロの溶けたチョコレートの中に氷を入れているようなもの。チョコ+氷なのだがチョコを飲んでいるようなものである。
では、どのアイスを選べばよいのだろうか?
あえて「乳脂肪が多いアイスを選ぶ」のも1つの方法だ。牛乳を多く使用しているアイスはカルシウムが豊富に含まれていることになる。身体の骨作りはダイエット中でも大切なことだ。
健康でスタイル抜群の身体にするには骨や筋肉を育てながら痩せていくことが大切だ。乳脂肪のカルシウム入りのアイスを食べることで痩せることはない。痩せることはないのだが「ダイエットに太る食べ物を食べた」という重たい罪悪感からは解放される。
これは健康のためだ。
これは健康のために食べているのだ。
健康のためだから仕方がない。
本当はアイスを食べる気はないけど仕方がなくだ。
自問自答を繰り返しながら食べるとよい。もちろん食べ過ぎては意味がない。確実に脂肪が「こんにちわ」をしてしまう。あくまでもストレスを回避するための応急処置という意味合いで摂取をする。
1度に食べるのではなく、甘いものが食べたい欲求が襲ってきたら1個を数回にわけてその都度食べるのもよい。
冷たいアイスに温かい飲み物を足す
アイスクリームは熱が天敵だ。「アナと雪の女王」に登場した面白ろ雪だるまのオラフも熱に弱い。
そのためアイスは冷凍庫でキンキンに冷やす必要がある。問題はここだ。冷たい食べ物は身体を冷やしてしまう。内臓が冷えると消化器官は著しく機能を低下させる。
想像してほしい。
極寒の海に流氷が浮いていた。そこにポツンと立つ。寒い。とっても寒い。そのときだ。羽織っていたダウンジャケットが飛ばされてしまった。ガクガクブルブル。身体はしだいに硬直していく。眠くなってきた…。
ダメだ。眠ってしまっては死んでしまう。しかし身体は動かなくなってきた。そして目を静かに閉じる。
おわかりいただけただろうか?寒いと身体は動かなくなるのだ。別に極寒にいる妄想をしなくてもよい。日本には冬がある。その冬で一番寒い日を思い出してみるとよい。沖縄県民は極寒の寒さまでいかないため妄想をしよう。
寒いと身体は動かない。これは身体の中も同じだ。熱が奪われたことで活動力が失われている。内臓の機能が落ちると代謝が悪くなるのだ。
冷たい物を身体に入れると身体の内部から冷やすことになる。脂肪を燃やすには熱が必要だ。冷えることで代謝が落ちてしまい燃焼効率が悪くなる。
では、どうしたらよいのだろうか?
アイスクリームを温かくすることは難しい。そこで身体を冷やしたままの状態にしないためにアイスを食べるときには「温かいお茶などを飲む」などして身体を温めるように心がけるとよい。
アイスクリームのコーンに気を付ける
食べたいアイスをよく観察してみよう。そのアイスにはコーンがついていないだろうか?
観光牧場に販売されているソフトクリームは大抵コーンがついている。美味しい。しかしこの美味しさの裏では悪魔がほほ笑んでいるのだ。
コーンは炭水化物である。アイスだけならまだしも、コーンのカロリーがプラスされることになる。ダイエット中は可能な限りカップを選択しよう。コーンからカップに変更するだけで罪悪感が抑えられる。
太らないためにアイスを食べるベストな時間帯はいつ?
1日の中でダイエット中にアイスを食べても問題のない時間がある。その時間帯に食べることで太りにくいアイスタイムを過ごすことができる。
昼から夕方、午後15時〜18時の間。
朝は体温が低いため冷たいアイスを食べるとさらに体温が低くなる。夜はカロリーを消費する動き自体が少なくなる。朝・夜はカロリーがそのまま蓄えられてしまう可能性が高くなるのだ。
体温が高く寝るまでに時間のある「昼〜夕方午後15時〜18時の間」がベストになる。
アイスのカロリー量とおすすめの選び方
例)種類とカロリー(kcal=100g当たり)
- アイスクリーム
…乳固形15%以上
…乳脂肪8.0〜12%
…180kcal〜212kcal - ソフトクリーム
…乳脂肪5.6%
…146kcal - アイスミルク
…乳固形10%
…乳脂肪3% - 氷菓
…乳固形分3.0%未満のもの - ラクトアイス
…乳固形3%以上
カロリーが高いアイスランキング
- チョコアイス
- 宇治金時
- バニラアイス
- タピオカミルクティー
- ソフトクリーム
- フルーツあんみつ
- わらび餅
- くずきり
一概にカロリーといっても、単純に太るというわけではない。
カロリーの言葉の中には食物繊維・糖質・炭水化物などの栄養素が含まれている。太るかどうかはその中に含まれる栄養素の比率が重要なのだ。
それをふまえて、上記アイスランキングを太りにくい順に置き換えてみよう。
太りにくいアイスランキング
- バニラアイス
- チョコアイス
- 宇治金時
- くずきり
- わらび餅
- ソフトクリーム
- フルーツあんみつ
まとめ 糖質に気を付けながらアイスの種類を考えて食べる
アイスクリームは美味しい。口の中にいれるとたちまちとろける。ダイエット中はアイスを上手に食べることで脂肪が増えるのを抑制することが可能だ。